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派遣契約をつかむテクニック

登録したら必ず働けるわけではない
一般的に「派遣の仕事」と呼ばれるものは、登録型に分類される人材派遣です。
この登録型の派遣というのは、派遣会社への登録は無料ですし、
派遣会社も積極的に会員の募集を行っていますので、
登録自体はたいてい何の負担もなく スムーズにできるものですが、問題はその後。
派遣会社に登録をしたからといって、
かならず仕事を紹介されると言うわけではありません。
また、自分の希望に近い仕事を派遣元が紹介してくれても
派遣先に必ず就労できるというものでもありません。
「せっかく登録したのに仕事がこない」 「紹介してくれる仕事の数が少ない」
「派遣元との顔合わせで落とされた」
などという話を聞かれたことがあるかもしれません。
また逆に、 「派遣で働いているけれど、仕事がとぎれたことがない」
という人もいます。
派遣で契約を得るために留意したいこと、
また仕事をつかむテクニックについて見てみます。


派遣元に仕事を紹介してもらうテクニック
派遣で仕事を得るためには、まずは派遣元からの紹介がなければ始まりませんね。
派遣元の派遣会社は
「お宅の会社で立派に即戦力となる人材をご紹介しますよ。
直接社員を雇うよりローコストで、良い仕事をしてくれる人がいますよ」
というスタンスで商売をしているわけです。つまり派遣会社の「お客さん」は
派遣先となる企業なわけですから、
派遣で働きたい人は、派遣元が自信を持って、
お客さんに紹介できる様子をしていなければなりません。

となると、派遣で働きたい人のほうでもちょっとしたことに気をつけておけば
同じようなスキルや条件で働きたいという他の派遣希望者に
差をつけることができるかもしれません。

まず派遣元での登録時です。この際、
「通常の服装でお越し下さい」と言われることも多いようですし、
実際にまだ仕事を紹介してもらうわけではなく、それ以前の段階ですから、例えば
就職面接のように気を張る必要はないものの、
やはりある程度「品定め」をされる覚悟は必要でしょう。
となると、あからさまにラフな普段着や遊び着というのは
プラスにはならないはずです。
できればスーツなど、きちんとした格好で向かいたいものです。
髪型についても、誰が見ても「働く意志のある人」の様子をしているほうが良いはずです。
アパレル業界を希望する場合などは別として、
あまりに不自然な色をしていたり、清潔感を欠いていたり、派手派手しかったりと
「働くシーン」にそぐわないヘアスタイルが歓迎されることはあまりないでしょう。
できれば見た目から、「仕事をしっかりしたい」という意欲を感じさせる雰囲気、
贅沢を言えば
「この人なら一緒に働いてもイイかな」と
他人に思わせるような雰囲気を出すようにしておければなによりです。
もちろん常識的な立ち居振る舞いを心がけましょう。
挨拶はにこやかにはっきりと、またたとえ派遣会社の人が
フレンドリーに見えたとしてもかならずきちんとした敬語を使いましょう。


履歴書の書き方
履歴書は面接の際にとても重要になるアイテムです。紹介予定派遣ではない限り、
派遣元が派遣先に働く人の履歴書を開示することは法的に認められていませんが
派遣先の紹介を決めてゆく基本となりますから、
履歴書を書くときには注意しておきたい点が多くあります。

まず、履歴書には、新卒学生用と社会人用がありますから、間違えないようにします。
派遣の場合はたいてい社会人用となるはずですが、
こちらは職歴や業務内容についての欄が大きくとってあり、
学生用の学科や卒論に対する項目はありません。

学歴や職歴に関しては、西暦ではなく年号で書く、
黒のボールペンで書くなどの一般的な書き方で良いのですが
派遣時の履歴書で気をつけたい部分は本人希望欄です。
あまり幅をもたせずにぎっちりと希望条件を書くのも
あまりおすすめできませんが、
勤務地や勤務時間、希望職種など、どうしても妥協できない点については
書き込んでおいた方が良いでしょう。

また性格の短所、長所についても、
ただ自分の性格について自分語りをするのではなく
希望する職種にふさわしいと思える書き方をするのが良いかもしれません。
接客業を希望しているのであれば社交性をアピールしたり、
プログラマや事務系を希望するのであれば几帳面さについて書くことができるでしょう。
短所については、寂しがり屋だ、とか、キレやすい、など
本当の短所をそのまま書くことは避けて、長所に付随する形の短所、たとえば
長所:几帳面。 短所:物事に没頭しやすい、というような、
結局物事に集中しやすい性格だというアピールに繋がるような書き方がベストです。
ピンとこない場合は「短所」の欄がない履歴書を使えばO.K。

自己アピール欄については変に謙遜したりすることなく、
事実に応じて細かい表現をするとよいでしよう。
「前職で表彰されました」などと曖昧な書き方ではなく、
何の仕事をどのようにして、何がポイントで何の賞をもらったか、と
具体的に書き込んでおけば相手にもイメージが伝わりやすいものです。
そこから面接時の質疑応答にふくらみが出ることもあるでしょう。

このように履歴書については、
自分という人間を知ってもらうばかりではなく、
自分自身のセールスポイントを把握して、売り込むためのアイテムとして
活用できるような形にしておければきっと良い結果に繋がることでしょう。


仕事の条件について
派遣で働くメリットの一つに、自分の希望する条件にあった仕事を
選べる可能性が高いというものがあります。
正社員で働いていると、仕事の内容や勤務時間、勤務地などは
どうしても制限されがちですが、派遣であれば、たくさんの案件の中から
自分に合うものを見つけ出せばよいので、希望が叶いやすい、というわけです。
とはいえ、あまり厳密に希望を決めてしまうと、なかなか仕事が紹介されにくい、
という面もあるようです。
たとえば特に専門的なスキルも持たず、正社員だった会社を辞めて派遣となった場合、
正社員時代と同じだけの給与を希望しても、なかなか思い通りにはいかない、
というケースもあるようです。
最初から高い時給を希望して、仕事がないために
のちのち価格を落とす羽目になるくらいであれば
多少低めの時給でも、多くの紹介わ受けた方が結果的には特となるかもしれません。
その他、たとえば残業は絶対におことわり、であるとか、
服装について「個性を生かしたい」などという条件を提示したり、また
交通費の支給を絶対条件としてしまえば、結果的に紹介してもらえる案件の選択肢を
自ら狭めている結果になりかねません。
ですから、どうしても、という部分以外については、ある程度の妥協は可能だ、という
姿勢を見せておくことは重要かもしれません。
ただし職種や業務内容については、経験やスキルがあるものについては
こだわって同種の仕事を希望して、さらに経験をつむことで
時給のアップに繋がったり、直接雇用に繋がるケースが多いようですから、
できるだけこだわったほうが有利かもしれません。


コーディネーターには自分からも連絡を
履歴書やその他について特に問題はなさそうなのに
なかなか派遣会社から連絡が来ない、というような場合は
悶々と待っているより、自分からコーディネーターに連絡してみる、という
手もあります。特に大手の派遣会社などは何人もの派遣登録者を抱えており、
コーディネーターは多忙です。
面接時の感触が良くても、たまたま間隔が開いてしまって
自分の印象が薄れてしまっている可能性もあります。
ですから「紹介してもらえる仕事はなにかありませんか」というように
自分から連絡を取ってみるのもいいかもしれません。
派遣会社によっては嫌がるところもあるかもしれませんから、
気になるようなら面接時にあらかじめ尋ねてみても良いかもしれません。
逆にそのようにアピールしてくる人には
積極的に紹介する、というコーディネーターもいるようです。

連絡をする時期は、月の半ば頃がよいといわれます。
派遣の仕事は月初めにスタートするものが多いので、
準備期間をとって、その数週間前に
連絡をしてみるとスムーズに運びやすいということです。
また企業の人事が動く1月から4月までの年度の変わり目には
紹介される仕事の絶対数が増えるので、春先までにコーディネーターと
連絡を取るのもよいかもしれません。


資格を取る
派遣会社は派遣先に、派遣希望者を事前に面接させることはできません。
これは法律で禁じられています。
ですので派遣先はいったいどんな人が派遣されてくるのか、といったことは
経歴書などで確認することになります。
ですから、確実に仕事に役立つ資格を持っている人は
自ずと有利になるわけです。
働きたい職種が決まっている人は、派遣に関しては特に、
資格に挑戦してみることで、かなり良い結果が生まれることになります。
資格と一口に言っても、知名度が低かったり、資格自体の信用性があまりないものも
案外数多くありますから、、確実に効果のある資格は何かよく調べて
効率よく勉強することが大切です。
すでに職歴が充分にあり、各種資格を持っている人であれば
自分のスキルが存分に生かせそうな職種を希望することも大切かもしれません。


派遣会社との関係
コーディネーターとの信頼関係を結ぶことができれば
派遣の仕事はなにかと気楽になるかもしれません。
ただしコーディネーターは自分一人の担当者ではありませんから、
親密な信頼関係というのも難しいでしょうが、
最低限の常識をわきまえて、社会人として信用できる人材であるということを
見せておく必要はあるかもしれません。
たとえば顔合わせなどのドタキャン、勤務先でのトラブル、契約期間中の退職など、
特に、派遣会社からみてお客さんである派遣先の会社に
迷惑をかけるような事態になった場合は
もうその派遣会社からの紹介は期待できないでしょう。
致し方ない場合は、派遣会社へまず相談してからの行動が大切です。
また紹介された仕事を断るにあたっては、的確な説明をすることが大切です。
さしたる理由もなく紹介先を断ることが続けば、どうしても
紹介件数は減っていくことになってしまうでしょう。


人材派遣会社はひとつではない
派遣会社そのものがあまり合わない、そもそもサクラ登録だったようだ、
いまひとつ信用がおけない、事前に聞いた話と食い違いが多い
などという話もちらほら聞かれるのも事実です。
派遣会社への登録は無料ですし、
複数の会社に登録しておくのも仕事をとぎれさせないコツかもしれません。